私の依頼者にはリピーターが多いです。
かつて困難な紛争を乗り越えた人たちです。
かなりお年となって、月日が経ったんだなと思うこともあります。
彼らが、最後に言ってくれた言葉には、
「また先生のお世話にならないようにがんばります。」
「今度何かあったときには、もっと早く先生に相談するよ。」
「紛争は悲しかったけど、解決できてほんとによかった。」
「本当に勉強になりました。」
などなどです。
そして何よりも、最初に来られた時よりも明るい笑顔で事務所を出ていかれる姿を見るとき、本当にこの仕事をしていて良かったなと思います。
これは私だけでなく、一緒に事件を解決した事務局の人たちも同じ感想を持ってくれていると思います。
当事務所には「TLO5つのテスト」という日々目標とし大切にしている事があり、これを所員一同で金曜日に確認することにしています。
業務の効率化は避けて通れないことなので、顧客や業務を分類して情報をデジタル化していますが、
そこには紛争を抱えるあるいは抱える可能性のある依頼者と言う個々の存在があり、
私たちは法律家として1つずつの事件を依頼者とご一緒に進め、
その結果にここまでやってくれるのかと驚き、そして喜んでいただくことを目標として、誠心誠意尽くすと言うことには何ら変わりはありません。
「5つのテスト」が素晴らしいものになるためにはこのようなことを思って私たちTLOのメンバーが1人ずつ努力を積み重ねることこそ大事なことだと思います。
「TLO5つのテスト」
1 その問題を解決することで依頼者の役に立ちたい!と心から思っているか。
2 依頼者の目指すべき解決のゴールが見えているか。
3 そのゴールについて依頼者と認識を共有しているか。
4 そのリーガルサービスは、依頼者に「ここまでやってくれるのか」と言う驚きを与えるほどのものか。
5 そのリーガルサービスを依頼者は喜んでくれているか。