先日,雅世弁護士と塩谷弁護士が社会福祉法人の管理職研修 として

「情報管理とセキュリティー」のWeb研修を行いました。

IT化・DX化が驚くべきスピードで進展する現代において,企業法人にとって,「情報」,とりわけ個人情報や機密情報が有する資産価値は極めて大きなものである一方,情報自体は極めて脆弱で不正コピー等が容易であるという認識の下,それゆえに,サイバー攻撃や不正アクセス等の標的となるリスクが高く,また,ヒューマンエラーによって漏洩した場合に取り返しのつかないリスクが生じ得ることについて,実際,情報漏洩事故が生じたために企業法人の法的責任が問われた複数の裁判例の分析を通じ,予防法務の観点から,事故や不祥事を起こさないための社内規程,社内体制作りのポイントに加え,万一,事故が生じてしまった場合の初動対応の基本等,企業法人が平時から意識して備えるべきことは何かを一緒に考えました。