令和7年1月21日(火)にTLO研修セミナー第97回を開催いたしました。
テ ー マ 制度設計が大事! 高齢者雇用
高齢化社会と人口減少の現代社会にあって、慢性的な人手不足に直面する企業法人の昨今の重要な経営課題の1つが、「高齢者雇用」であることは言うまでもありません。政治や行政も高齢者の安定的な雇用を重要な政策課題として掲げ、高年齢者雇用安定法を初めとする法令の適用により企業法人への指導監督を強めてきています。このような情勢から、企業法人も定年後の社員の継続雇用を実際に行っている実情にありますが、実際に運用されている高齢者雇用については、必ずしも自社の特質や組織・人事配置、人員構成といった個別の事情等に配慮し、かつ、高齢者雇用に伴うリスクや法令の規定を正確に理解した上で十分に目配りを利かせた制度設計には至っていないため、思わぬトラブルを招いてしまうといったケースも散見されるようになっています。
そこで、今回のセミナーでは、高齢者雇用の制度設計は、企業法人それぞれの個別事情に応じてどうあるべきかについて考察していきたいと思いました。今回のセミナーについては2部制を採用し、第1部では、基調報告として、当事務所弁護士から、まず、高齢者雇用の現況や法制度を概観し、それを踏まえた上で,高齢者雇用の制度設計について、その典型的な4類型とその特質・メリット・デメリット等をお示しし、その後、第2部では、パネリストの皆様にご登場頂き、お示しした4類型についてそれぞれの立場からディスカッションをして頂きました。
セミナー受講者様のご感想
トラブル予防の為に、何をすべきかが、 何事も大事と思いました。 高齢者雇用は、我社でも少し前に続いてありましたが、やはり面談等、会社の誠意を見せる事が大事だと改めて、認識しました。 あとはパネリスト様の取り組みも参考になりました。 |
高齢者雇用のリスクと対策を学ぶことができました。 トラブルが起きる前に制度等を整えておく必要性を感じました。ありがとうございました。 |
とても参考となりました。 また、当社対応が間違っていない確認ができました。 |