ブログ

Hさん(明治大学LS卒。修習地静岡)

私は,平成25年度の第4期TLOサマーインターンシップ後期に参加しました。研修期間は2週間と短いものでしたが,この短期間に修習に向けての心構えができただけでなく,将来法曹として活躍するために必要な基礎を築くことができました。以下,研修内容と私の感想を簡単に述べたいと思います。
導入研修では,法曹の在り方をテーマにした講義録を読んだり,2本の映画を視聴して「事実」や「真実」について考えたりした上で,レポートを作成し,先生と意見交換を行いました。法曹としてどうあるべきか,正しい裁判とは何かを真剣に考える機会を与えられ,実務法曹としての心構えができたように思います。
民事実務問題研究では,実際に起きた生の事件を題材にして,事件処理方針の検討,文献調査,現地調査,法律文書の起案などを先生と適宜議論しながら行いました。インターン生にとっては,見たことも聞いたこともないような事件を前にして,どう処理したらよいか途方に暮れるような問題でしたが,順次課題が与えられ,これらを一つ一つこなすことによって,最終処理に至るまでの思考過程をスムーズに学習することができました。依頼者のためにもっともよい解決方法を自分の頭で考え,これを実行に移すという弁護士実務の醍醐味を体験することができました。
現地調査を終えた際に立ち寄った鉄板焼き食堂の「富士宮やきそば」は,さすがB級グルメグランプリを受賞しただけあって,とてもおいしかったです。
また,民事実務問題研究では民事保全の研修もあるので,修習生が手薄になりがちな民事保全の分野も実務に則して勉強することができました。
さらに,法律相談や法律事務所の運営,事務局の業務についても講義を受けることができました。実際の実務修習でもここまで実践的な講義は受けられないと思います。
研修の最後には,若手弁護士の先生から,修習中における勉強や二回試験に向けての対策について講義を受けることができました。この際に,修習生が気になる就職活動の実態(任官,任検,法律事務所への就職)についてもざっくばらんな話を聞くことができました。
そして,特筆すべきは週末を使っての異業種研修でした。私はゴルフ場の一従業員となって接客業務を体験し,お客様に対するおもてなしの心とは何かを実技を通して学ぶことができました。何よりも,目の前に富士山を眺めつつ,朝の澄んだ空気の中で,大きな声で挨拶することはとても気持ちのいいものでした。
以上のように研修内容は盛りだくさんで,ほぼ毎日レポートを作成し,討論をするというハードなものでしたが,先生方,事務局の方々がとても温かく親切に指導してくださったので,ハードな研修も乗り越えることができました。時間的にタイトで大変な研修ではありましたが,法曹を目指す人にとっては,とても楽しく感じられ,充実感を味わうことができると思います。
TLOサマーインターンシップは,先生方が忙しい業務の合間を縫って,インターン生のために指導の時間を割いてくださるゆえ,インターン生自らが積極的に参加して,インターン生自身で作り出していく意識が必要だと感じました。
サマーインターンシップを通して,TLOの先生方・事務局の方々,サマーインターンシップの卒業生・同期生などたくさんの人に出会うことができ,ここで得られた人と人とのつながりは大きな財産になると思います。
10か月という実務修習期間はあっという間に過ぎてしまうもので,目的意識をもって積極的に実務修習に臨んだ場合と,そうでない場合との差は大きいと思います。司法試験を受験して合格発表を待っている方で,修習を意欲的に取り組みたい方,TLOの業務に興味を持たれた方は,このTLOサマーインターンシップに応募することを是非ともお勧めします。

PAGE TOP