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Sさん(東京大学LS卒。修習地仙台)

インターンシップ自体については,先輩方や同期が既に詳細に書いています。したがって,私は,私自身が一体どのようにしてこのインターンシップに応募するに至ったか,実際に応募してみてどうだったか,という点を中心に述べたいと思います。
私はもともと地元の東北地方で就職し,やがては独立開業したいと考えてきました。そのため,特に地方の事務所のことをよりよく知りたい,地方の事務所のインターンシップに参加したいと考えていました。しかし,東京・京阪神近辺以外の事務所でサマークラークを実施しているところは,TLO以外に見つけることができませんでした。そのため,在学中は東京の企業法務中心の事務所のインターンシップに参加し,修了後にTLOインターンシップに参加することに決めました。ただし,たとえTLOに興味を持った場合であっても,比較と対照の観点を得るため,他に都市部の事務所のインターンシップにも参加することをおすすめします。
実際にTLOサマーインターンシップに参加してみて驚いたのは,地方の事務所であるにも関わらず,TLOでは企業法務(一般民事を含む。)が大きなシェアを占めているという事実でした。私は最初,地方の事務所はどこも離婚・相続や交通事故,刑事事件,債務整理等が大きなシェアを占めているのだろう,という先入観を持っていました。しかし実際には,TLOは多くの顧問先企業を抱え,場合によっては企業の法務部の役割をも担っているような法律事務所だったのです。このような事務所が富士市という人口25万人程の地方都市に存在しているという事実を知ることができたのが,私にとっては大きな収穫でした。私は,たとえ地方であっても仕事や経営のやりようによって事務所の形がいかようにでも変わり得るということ,地方であっても弁護士の仕事の幅は無限の可能性を秘めているということ,を学んだと考えています。
もし地方の事務所も都会の事務所も両方とも興味のある方がいらっしゃれば,是非とも一度参加してみることをおすすめします。地方と都会の事務所の共通点と差異を実感し,地方の法律事務所がどういう所であるのか,どういう業務を遂行できるのかを知ることができるはずです。
なお,「企業法務」という言葉を多用しましたが,もともと一般民事と企業法務の区別は相対的なものであり,また企業法務自体も非常に多様なものであり,さらに一般民事と企業法務の間にも優劣の関係はない,という点についてはご了承ください。

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