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Mさん(神戸大学LS卒。修習地:名古屋)

私は,平成28年度TLOサマーインターンシップに参加させていただきました。今回の体験談では,私の感じたTLOサマーインターンシップの特徴について書いていきたいと思います。
1 法曹としての本質を改めて考えてみること
 私自身,法曹に求められる役割であるとか法曹の魅力というものを考えたことはありましたが,本インターンでは,「職業人としての法曹」とはどうあるべきかという点をこれでもかと深く考える機会があります。法曹は他の職業といかなる点で異なるのか,同じく法律の専門家である研究者との違いは何か,法曹が追い求めるべき「事実」とは何かという考察を,じっくりと時間をかけて行うことになります。その際には,基本的な文献を精読したり,経験豊富な現役の弁護士の方と語り合ったり(先生方は,私たちと対等に話し合ってくださいます),映画鑑賞をしたりなど,飽きがこないです。
本質論を語る段階では,当然抽象的な議論が出てきて,「よくわからないし,本当に具体的な仕事との関係で役に立つのだろうか。」と半信半疑な面もありました。しかし,本インターンの2週間を通じて,法曹の本質的要素がいかに具体的問題の解決に重要であるか,身をもって体感することができました。これも,本インターンのプログラムが,法曹の本質という一般論を具体論に適用していく過程を実感できるよう,綿密に作り上げられているからだと思います。
2 弁護士という職業に対する意識改革
 私は,弁護士の仕事というと,法律相談を受けて,案件を受任し,準備書面を作成して,判決や和解を得るというイメージを抱いていましたし,自分も,ほとんどはそのような仕事をするのだろう,と考えていました。しかし,それは弁護士の仕事の一部です。本インターンを通じて,弁護士の仕事が驚くほど幅広く存在し,自分でいかようにも開拓していくことのできる職業であると知ることができました。
本インターンは,TLOの考える弁護士としてのビジネスモデル等を通じて,弁護士の仕事は,個人や会社に対してどのようにかかわっていくのか,どのように貢献していくのかについて考える機会となります。
3 法曹実務との距離の近さ
 司法試験に合格すると,司法修習を終えた1年後には,法曹としての仕事を始めることになります。わずか1年間の司法修習は,意識的に行動しなければ,得るものも得られず,あっという間に過ぎ去ってしまいます。本インターンは,司法修習に臨む前に,弁護士と2週間同じ部屋で過ごし,弁護士として必要な多くの技量を学ぶことができます。法律相談をし,事件の受任を判断し,いかなる戦略を立てるか考え,訴状を作成し,時には現地調査もして証拠を収集し,判決を得るという過程を体感することになります。その際,法曹であれば当然のことでも,自分にとっては未知のものばかりですが,先生方との議論を通じて弁護士としての仕事を体験することは,この上ない有意義なものとなりました。
 また,弁護士の仕事は事務局の協力なければ不可能です。本インターンでは,事務局の体験をすることもでき,本当に充実していると思います。
4 おわりに
 以上,法曹という職業に就く上での本インターンの魅力について語ってきましたが,週末には富士山麓でゴルフ体験をし,夜はおいしい食事を食べ,他の事務所の弁護士の方,TLOサマーインターンシップOBOGの先輩方や,本インターンの同期という多くの人と接し,本当に楽しい2週間です。皆さんがTLOサマーインターンシップに参加し,「職業人としての法曹」としての第一歩を踏み出していくことを願っています。

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